セラピストについて


田畑 智恵子 (Chieko Tabata, M.A, LMFT)

米国結婚家族療法学会認定 家族療法士
コネチカット州認定 結婚家族療法士
Parnell InstituteにてEMDRIA認定
EMDRトレーニング修了

大手IT企業での人材開発部勤務を経て、従業員のメンタルヘルスに関心をもつ。カリフォルニア州で最高水準の心理学大学院(California School of Professional Psychology)で結婚家族療法修士号を取得。小児精神科クリニック(Douglas Young Youth and Family Services)でセラピストのちに副所長として勤務、5000時間以上の臨床経験を積み米国で国家資格を取得。2005年からDr. Liliana Cabouliに師事,戦略的アプローチや情緒経験アプローチを習得しカリフォルニア州で家族の機能不全によるメンタルヘルスの治療施設を開業。2009年に帰国しSEFT INSTITUTE JAPANを開業。Parnell Institute主催のEMDRトレーニング(I,II,III)を習得、トラウマ治療を新設。EMDRIA(EMDR International Association)会員。

ファミリーセラピーへの道のり

ファミリーセラピーというと家族そろってセラピーを受ける印象がありますが、実のところ家族間の関係や、機能、お互いへの影響を考慮したセラピーのことをファミリーセラピーと呼びます。当たり前のことですが、もしお母さんが鬱になったら、お父さんや子供たちそれぞれが影響を受けますし、家族の中での役割も変わってくると思います。例えば、年上の子がもっと年下の兄弟の面倒をみることになったり。。そう考えるとお母さんの鬱はお母さんだけの問題ではなくなりますよね。ファミリーセラピーは家族間がどうやってうまく機能し、協力しあい、率直でオープンなコミュニケーションをできるようになるかに注目し、治療方針を考えていくというセラピーです。

それでも中には健全な家族、というイメージを持てないまま大人になって自身の家族を持つようになってしまった方もいらっしゃいます。守ってくれるはずの父親が危険な存在だったり、優しい愛情といわれてもピンとこない方もいらっしゃいます。左脳では理解できても右脳では理解できない、という状態です。私が愛着修復を目的としたEMDRに目を向け始めたのは、このような頭でも体でもイメージがなかった健全な人間関係や存在を、再構築することのできるセラピーと出会ったからです。AF-EMDRを用いることで、幼少期に得そこなったしまったものを修復することのできるEMDRはまさに今最先端の治療法と言えるでしょう。

それでもセラピーは結局のところ、自身を道具として用いたお仕事です。
良いセラピストであるために、自身が良いセラピーをうけ変化に富んだ生活をする。
セラピーはスキルではなくアート(芸術)のようなものだと私は感じています。
クライアントさんとセラピストの間で作られていく関係は、ただの治療ではなく、得そこなってきたものや失ったものを再び構築することができます。
そのために、セラピストにとってインスピレーションは大切です。

私はいつも一つの枠の中で落ち着かないように自身をプッシュしてきたと思います。
米国、アジア、中米、そして現在は南米で生活しながら、言語を学び、文化に触れ、現地の人と生活を共にする。自身にあった環境ではなく自身の内面の強さがどこにいても自分を安定させてくれます。
そして、もっと自身が寛容に、同情心をもった人になりたいと変化へ促してくれます

クライアントさんにも問題を取り除くだけでなく生活が実りある豊かなものになることを目指して、このお仕事に取り組んでおります